7:BMIの欠点

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BMIで適正な体重が出るのでダイエット時の指標になるのは間違いありません。ですが、BMIにも欠点があります。

(1)成人を対象としている計測方法です
BMIは、身長からのみ判断するシンプルな計測方法の為に、高すぎる方では適正な数値が判断しにくくなります。適正体重範囲の表からも、身長が高くなると適正範囲がとても広くなっていきます。

学童期の計測方法として、ローレル指数があります。小学生・中学生では、主にローレル指数を使用した方が、BMIよりも適正な数値が分かります。幼児に対しては、カウプ指数というものがあります。

(2)体脂肪・体内水分量を反映していません
体脂肪と体内水分量を反映していないので、いわゆる隠れ肥満が分かりません。

例えば、全然運動をしないAさんと、スポーツ選手のBさんで同じ身長・同じ体重の場合は、2人ともに同じBMIになります。

しかし、Aさんは体脂肪量が多め・筋肉量が少なめです。Bさんは、体脂肪量が少なめ・筋肉量が多めです。見た目でも十分に差がでます。

BMIが適正なのに見た目が太っている方は、運動不足が原因です。BMIには反映されにくいので、気をつけましょう。

対策は、体脂肪計・もしくは測定付きの体重計を利用しましょう。(というか、ダイエット時には必須です)

(3)すべての人を対象にできる万能な計測手段ではありません
体脂肪・筋肉量を考慮しないので、あまりに筋肉を鍛えている方は適正な数値が出ません。

脂肪と筋肉では筋肉の方が重いのですが、筋肉を付けるスポーツ選手・ボディビルダー・職業の方は、必然的に体重が重く出てしまいがちです。

体脂肪が多いと、内臓脂肪も溜まりやすい傾向にあり、病気になりやすいと考えています。なので、脂肪を落として筋肉を付けているにも関わらず、体重は重いのでBMIは高くなってしまうので、計測手段になりえないという訳です。

成人であり、一般の方を対象にした測定方法です。

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