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現在、ほとんどの販売される加工食品には、栄養成分表があります。
パッケージに栄養成分表を表記する場合は、必ず書かなければいけない項目とメーカーが書きたい表示の2種類あります。法律で定められています。
エネルギー(カロリー)などは必須で、食物繊維などは必須ではありません。
肉や魚など生成食品には法定表示はないのですが、鶏卵だけは例外。表示するには栄養成分表に従った表記が必要です。ちょっと高い美味しい卵のパッケージを見ると、詳しく表記されているのが分かります。
【必須項目】
下記5項目が必須項目です。必ず記載する事が必要です。
「エネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)・ナトリウム」
【強調表示】
パッケージで商品アピール(強調表示)した場合、栄養成分表に記載義務となります。
3大栄養素と、ミネラル・ビタミンが該当します。
「食物繊維・カルシウム・カリウムなど・・・」
【その他】
科学的根拠に基づいたものであれば、栄養成分表の枠外表記で認められます。
「ポリフェノールなど・・」
食物繊維が入っているとウリにしたい商品などは、記載があります。
まずは、ダイエットで必要な項目を覚えて、栄養成分表を読めるようになりましょう。
●エネルギー
3大栄養素については、前コラム参照
たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)
●ナトリウム
体の水分調整や神経伝達要素に必要です。
食塩量は記載しなくてもいい項目ですが、ナトリウムは必須事項です。ナトリウムから食塩相当量を計算する事ができます。(下記参照)
●食物繊維
2種類あり、水溶性と不溶性に分かれます。その分別は、成分表では記載されません。腸の掃除役として、便秘予防などの効果があります。メタボで引き起こすとされる多く病気の予防も期待できると言われています。
とにかく多くの人が摂取量が少なく、しっかり摂取するよう心がけたい項目です。
●ビタミン
非常に多くの種類に分かれ、それぞれ大切な役割があります。水溶性と脂溶性の2種類あり、過剰摂取が体への悪影響を及ぼすものもあります。
あくまで食物から摂取するならまだしも、気軽にサプリメント(科学化合物)で摂り過ぎると危険です。自然と化学物質は、摂り過ぎた場合には効果が変わります。
●カルシウム
骨や歯の構成をしていて、血液や筋肉でも少量が使われています。少しの期間で足りなくても、骨などから補充されるので大丈夫です。が、長期に渡ってその状態が続けば骨がスカスカ(骨粗しょう症)になります。
ある日突然に多くとっても吸収されないし、摂取しすぎると弊害も起きます。なるべく毎日、しっかりと摂取する事が大切な栄養素です。
成長期(特に10代男子)では、1,000mgが目安量と多めです。
●カリウム
ミネラルの1つで野菜や豆類に多く含まれます。ナトリウム(塩分)の過剰摂取では、水太り状態になったり、体への悪影響がありますが、カリウムはその調整をしてくれます。血圧を低下させたり、骨を作る役にもたっています。
とはいえ、塩分過剰であるのをカリウムをたくさん摂取して調整しようとすると、腎機能の障害に結びつく事もあるので危険。あくまで摂取範囲内を守りつつ、しっかり摂りたいミネラルです。
ダイエットしている方には、意外に注目したいのがカリウムです。野菜ジュースの栄養成分表には、まず表記されています。
●鉄
赤血球を作ります。ほうれんそうやレバーが有名ですが、ヘム鉄と非ヘム鉄の2種類に分かれ吸収効率が異なります。肉や魚類はヘム鉄が多く、野菜は非ヘム鉄が多いです。肉や魚での摂取が望ましいと言えます。
非ヘム鉄は、ビタミンCなど他の栄養素が絡むと吸収効率が高まるので、栄養バランスがいい食事をしている方は、野菜での摂取でもOKです。
とにかく、女性は生理がある為に男性と違い鉄分欠乏している方が多いです。貧血などの症状が起きるので、その場合は鉄分不足を疑ってみましょう。
気になる方は、健康診断で赤血球量に注目してみましょう。
◆ナトリウムから食塩相当量を計算しよう
ナトリウムは、必然と塩素と結びついているので、結局は食塩として食品に入っています。
それなので、ナトリウムを計算式に当てはめれば、食塩相当量が計算できます。
【 ナトリウム(g) × 2.54 = 食塩相当量 】
ナトリウムがmg表示の場合は、1g=1,000mgです。
mgのまま計算して、1,000で割ればOKです。
例)カップヌードルライトの食塩計算をしてみましょう。
ナトリウム1.8gと表記
1.8g × 2.54 = 食塩4.57g
栄養成分表の欄外表示にて食塩4.6gと表記してありますよね。
計算式でも出せる事を覚えておくと、表記が無い食品でも食塩量が分かります。
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